今回は子供向け教育チャンネル(Scratch Garden)による「100単位の大きな数字の数え方と表現法」の動画から、リアルな英語表現を学びます!
- テキスト上の難易度: 英検5級〜4級 / TOEIC 300点程度(中学校レベルの基礎文法と基本的な数詞のみで構成されています)
- レベル目安(リスニング体感難易度): 英検3級〜準2級 / TOEIC 350〜450点程度(テンポよく連続して数字が読み上げられるため、1100(eleven hundred)のような英語特有の「hundredを使った大きな数字の言い回し」を瞬時に聞き取るトレーニングに最適です)
【疑問解消】なぜ「1100」を「eleven hundred」と呼ぶの?
記事のタイトルにもある「1,100=eleven hundred」という表現。学校では「one thousand one hundred」と習うため、「なぜ thousand(千)を使わずに hundred(百)で言うの?」と不思議に思った方も多いのではないでしょうか。
ここでは、ネイティブがなぜこの言い方を使うのか、その理由と仕組みをわかりやすく解説します!
1. 仕組み:「100が11個ある」というシンプルな発想
英語圏(特にアメリカ)では、4桁の数字を「1,000(thousand)」の単位で区切るだけでなく、「100(hundred)が何個集まっているか」という視点で捉える感覚があります。
- 1,100 の考え方: 100 が 11個(eleven) 集まった数字 =
eleven hundred
つまり、掛け算のように「11 × 100」として数字をブロックで捉えているのです。
2. なぜこの言い方をするの?(ネイティブが使う理由)
① 短くて発音しやすく、圧倒的にラクだから
- 教科書通りの言い方:
one thousand one hundred(単語が4つもあり、言うのに時間がかかる) - ネイティブの言い方:
eleven hundred(単語2つで言えて、非常にスムーズ)
日常会話では「素早く、テンポよく伝えること」が好まれるため、言いにくい thousand を省略して hundred にまとめる言い方が定着しました。
② 日常生活(買い物・西暦・数量)で頻出するから
この表現は会話のあらゆる場面で使われています。
- 価格(金額):
$1,200➔twelve hundred dollars(1,200ドル) - 数量・距離:
1,500 meters➔fifteen hundred meters(1,500メートル) - 西暦・年代:
1800s➔eighteen hundreds(1800年代)
3. 使える数字の範囲:1,100 〜 9,900(端数がある4桁の数字)
この「〇〇 hundred」という数え方は、1,000台に限らず「1,100 〜 9,900」までの4桁の数字(※100単位の端数がある場合)で幅広く使われます。
| 数字 | 教科書通りの言い方 | ネイティブの一般的な言い方 | 発想の仕組み |
|---|---|---|---|
| 1,100 | one thousand one hundred | eleven hundred | 100 が 11個 |
| 1,500 | one thousand five hundred | fifteen hundred | 100 が 15個 |
| 3,500 | three thousand five hundred | thirty-five hundred | 100 が 35個 |
| 4,200 | four thousand two hundred | forty-two hundred | 100 が 42個 |
| 9,900 | nine thousand nine hundred | ninety-nine hundred | 100 が 99個 |
※ 2,000 や 3,000 などのぴったりな数字の時は、two thousand や three thousand と言います。
💡 知っておくと差がつく!ワンポイント補足
① 主に「アメリカ英語」で好まれる表現です
イギリス英語などでは、日常会話でも教科書通りの one thousand one hundred や a thousand one hundred と言う人が多く見られます。
② 書類や公的な場面(フォーマル)では thousand を使用
日常の話し言葉としては大定番ですが、契約書・小切手の記入やニュースの朗読・公式スピーチなどの厳格さが求められる場面では、誤解を防ぐため教科書通りの one thousand one hundred が使われます。
③「時刻」での使い方(ミリタリータイム)
日常の「11時」は eleven o'clock と言いますが、軍隊や航空会社などで使われる24時間表記(ミリタリータイム)では、11:00を eleven hundred (hours) と発音します。
重要単語・フレーズ解説
動画に出てくる重要な語彙や、知っておくと表現の幅が広がるスラング・難単語をピックアップして解説します。
表現①:count by …(動画内 0:07)
- 意味・ニュアンス
-
〜単位で数える、〜刻みに数える
学校英語では count を単に「数える」と習いますが、前置詞 by を伴うことで「〜ずつ」「〜を1つの単位として」という増分を表します。日常会話や算数、トレーニングなどで「10ずつ数えて」「2刻みで」と言いたいときに非常に重宝する表現です。
一言フレーズ(活用例):
Let's count by tens up to one hundred.
10単位で100まで数えてみましょう。
表現②:as you go along(動画内 0:14)
- 意味・ニュアンス
-
(作業などを)進めながら、順を追って、途中で
何かを進行・継続しているプロセスそのものを表す表現で、「作業や数え上げなどを順々に進めていく中で」という単なる進行・経過(〜を進めながら)のニュアンスを持ちます。「計画を立てずに臨機応変に対応する」という意味合いではなく、物事を前に進めていく流れそのものを指す表現です。
一言フレーズ(活用例):
Don't worry, you will figure it out as you go along.
心配いりません、進めながら理解していけば大丈夫です。
表現③:count up(動画内 0:21)
- 意味・ニュアンス
-
(数字を)順に増やして数える、カウントアップする
カウントダウン(count down)の対義語です。単に count と言うだけでも「数える」意味になりますが、up を加えることで「1, 2, 3… と数字を大きく繰り上げながら数えていく動き」がより明確に表現されます。
一言フレーズ(活用例):
The stopwatch counts up from zero when you press start.
スタートを押すと、ストップウォッチがゼロからカウントアップします。
表現④:sure(副詞)(動画内 1:04)
- 意味・ニュアンス
-
本当に、実に、間違いなく(感情を込めた強調)
sure は “Are you sure?”(確かですか?)などの形容詞や、”Sure!”(もちろんです)という返事として馴染みが深いですが、動詞や形容詞の前に置いて「実に〜だ」「本当に〜だ」と感情を込める副詞としてもネイティブは頻繁に使います。学校英語の really や truly よりも親しみやすく自然な口語表現です。
一言フレーズ(活用例):
It sure is hot outside today.
今日は外が実に暑いですね。
表現⑤:slightly(動画内 1:44)
- 意味・ニュアンス
-
わずかに、少しだけ、ほんのり
a little や a bit よりも少し上品でフォーマルな知性を感じさせる副詞です。slightly different(わずかに異なる)や slightly better(ほんの少し良い)のように、極端な違いではなく「微妙な差・変化」を正確かつ控えめに伝えたいときに役立ちます。
一言フレーズ(活用例):
This version is slightly easier to understand.
こちらのバージョンの方がわずかに分かりやすいです。
表現⑥:eleven hundred(動画内 1:46)
- 意味・ニュアンス
-
1100(千百)
学校英語では 1,100 を one thousand one hundred と教わりますが、ネイティブの日常会話では 1,100〜1,900 の4桁の数字を「100(hundred)がいくつあるか」という発想で eleven hundred(11個の100)や fifteen hundred(15個の100)と表現することが一般的です。西暦だけでなく、金額や数量でも頻出します。
一言フレーズ(活用例):
The repair cost about twelve hundred dollars.
修理費用はおよそ1200ドルかかりました。
ピックアップ英文・構文解説
動画の重要シーンから、知っておくと役立つ英文やネイティブ特有のセリフを厳選し、詳しく解説します。
英文:Here’s a little hint to help as you go(動画内 0:19)
日本語訳:進めながら役に立つ、ちょっとしたヒントがありますよ。
解説:
Here’s ...(〜があります): 相手の注意を向けながら情報を提示する定番の表現です。- 不定詞の形容詞的用法: 名詞
a little hintの後ろにto help(助けるための / 役に立つ)が繋がり、[a little hint] (to help)(役に立つヒント)というまとまりを作っています。 - 接続詞
as: 文末のas you goは「作業や歌を進めるにつれて」という時間的経過・進行を表す接続詞asの自然な使い方です。
英文:So don’t say the word “thousand” this time when you sing(動画内 1:49)
日本語訳:だから、今回歌うときは「thousand」という単語は言わないようにしましょう。
解説:
- 同格の表現:
the word "thousand"は「thousand という単語」を意味します。名詞の直後に特定の言葉を並べる同格の形です。 - 副詞句
this time: 「今回は」という意味で文中に挿入され、前後の条件との違いを強調しています。 - 接続詞
when: 否定命令文don't say ...の後ろにwhen you sing(あなたが歌うとき)が続くことで、「どのような状況で発音を避けるべきか」を条件づける構造になっています。
応用トレーニング
今回登場した表現の中から、日常やビジネスでも特に使い回しやすい重要表現 slightly(わずかに、少しだけ)をピックアップし、動画以外のシチュエーションでの活用パターンを解説します。
動画では「a slightly different way(少し違う方法)」という文脈でしたが、この表現は異なる場面でもそのまま応用できます。
- 使い方の型: 形容詞や副詞の前に置いて
slightly + 形容詞/副詞の形で使います。「ほんの少し」「微妙に」と強さを和らげたり、正確なニュアンスを伝えたりしたいときに役立つ表現です。
パターン①:【ビジネス・仕事】スケジュールのわずかな変更を伝える
Today's meeting schedule is slightly different from yesterday.
- 訳: 本日の会議のスケジュールは、昨日とわずかに違っています。
- ポイント: 大幅な変更ではなく「ほんの少し違う」という正確なニュアンスを伝えることで、相手に余計な不安や混乱を与えずに報告できます。
パターン②:【日常会話・体調】自分の体調や気分を控えめに伝える
I feel slightly tired today, so I will go home early.
- 訳: 今日は少しだけ疲れているので、早く家に帰ります。
- ポイント: 「すごく疲れている」と言うほどではないけれど、「ちょっとだけ疲労を感じている」という絶妙な体調の変化を自然に表現できます。
パターン③:【買い物・生活】服や靴のサイズ感を表現する
These shoes are slightly big for me.
- 訳: この靴は私には少しだけ大きいです。
- ポイント: 買い物で「サイズが微妙に合わない」と言いたいときにぴったりで、店員さんに丁寧かつ正確に希望のサイズ感を伝えられます。
まとめ:今日出てきた重要表現リスト
今回の『The Counting by Hundreds Song』で学んだ表現です。動画の音に合わせて口に出して復習してみましょう!
- count by …:〜単位で数える、〜刻みに数える
- as you go along:進めながら、途中で
- count up:順に増やして数える
- sure(副詞):実に、本当に(感情を込めた強調)
- slightly:わずかに、少しだけ
- eleven hundred:1100(100が11個という発想の表現)
この動画の活用アドバイス
アップテンポなリズムに乗せて数字が連続するテンポの良い楽曲なので、動画の音声を重ねて発声するオーバーラッピングが非常に効果的です。特に後半の「eleven hundred」のような大きな数字の表現に注目し、音に合わせて瞬時に口から出てくるまで声に出してリズム感を掴みましょう。



コメント