今回はペットのカンガルーとのユーモラスな掛け合いを描いた海外のバラエティ・日常系動画から、リアルな英語表現を学びます!
- テキスト上の難易度: 英検準2級 / TOEIC 450点程度(使われている文法は中学〜高校基礎レベルですが、
wheelbarrow(一輪車)やstarfish(ヒトデ)といった、教科書であまり見かけない日常的な単語が登場します) - レベル目安(リスニング体感難易度): 英検2級 / TOEIC 600点程度(発話の総数は少ないものの、オーストラリア特有の日常スラングである
smoko(タバコ休憩・小休憩)が含まれている点や、ペットに話しかけるネイティブ特有のくだけたイントネーションがあるため、体感難易度はやや高めです)
重要単語・フレーズ解説
動画に出てくる重要な語彙や、知っておくと表現の幅が広がるスラング・難単語をピックアップして解説します。
表現①:You’re it!(動画内 00:24)
- 意味・ニュアンス
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「(鬼ごっこで)あなたが鬼ね!」という意味です。子供たちが鬼ごっこ(英語では
tagと呼ばれます)をするときに、相手をタッチして鬼を交代する際の決まり文句です。
学校の英語の教科書ではなかなか登場しない、ネイティブの子供なら誰でも知っている定番の表現です。ここでの “it” は特定の何かを指すのではなく、「鬼」という役割そのものを表しています。大人同士でも、冗談混じりで誰かに面倒な役割や嫌な仕事を押し付けるときに、比喩的に使われることがあります。
一言フレーズ(活用例):
I tagged you, so you're it!
タッチしたから、次はお前が鬼だよ!
表現②:wheelbarrow(動画内 01:04)
- 意味・ニュアンス
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工事現場や庭仕事などで使われる、手押しの一輪車(ネコ車)のことです。
一般の英語学習において、”car” や “bicycle” は初期に習いますが、この “wheelbarrow” は日常生活やDIY、農作業で頻出するにもかかわらず、日本の英語教育では見落とされがちな単語です。”wheel”(車輪)と “barrow”(手押し車)が合体した言葉で、文字通り「車輪が1つついた手押し車」を指します。
一言フレーズ(活用例):
Could you move that soil using the wheelbarrow?
その土を一輪車を使って運んでくれない?
表現③:get some work done(動画内 01:09)
- 意味・ニュアンス
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「仕事をいくらか片付ける」「作業を進める」という意味です。単に “work”(働く)と言うよりも、「実際にタスクを終わらせる」「成果を出す」というニュアンスが強く含まれます。
使役動詞「get + 目的語 + 過去分詞」(目的語を〜された状態にする)の形が使われています。ネイティブは “I need to work.” と言う代わりに、”I need to get some work done.”(仕事をいくつか終わらせなきゃ)という表現を非常によく好みます。タスクが具体的に進捗している感覚を出すのに便利なフレーズです。
一言フレーズ(活用例):
I'm going to the library to get some work done.
仕事を少し片付けたいから、図書館に行ってくるよ。
表現④:smoko(動画内 01:16)
- 意味・ニュアンス
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「短い休憩」「タバコ休憩」を意味する名詞です。主にオーストラリアやニュージーランドの英語(オージー・イングリッシュ)で使われる非常にユニークな口語表現(スラング)です。
オーストラリア英語では、単語の後ろに “-o” をつけて省略形を作る特徴があります(例:afternoon → arvo)。もともとは「タバコ(smoke)を吸うための短い休憩」が語源ですが、現在ではタバコを吸わない人がお茶を飲んだり、少し息抜きをしたりする「ちょっとした休憩時間」全般を指す言葉として広く定着しています。
一言フレーズ(活用例):
Let's take a quick smoko before we finish this job.
この仕事を終わらせる前に、ちょっと一息入れよう。
表現⑤:be fired(動画内 01:21)
- 意味・ニュアンス
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「クビになる」「解雇される」という意味です。
学校では解雇することを “dismiss” や “lay off” と習うことが多いですが、日常会話や映画, ドラマなどではこの “fire”(受動態で be fired)が最も一般的に使われます。元々は「火を放って追い出す」という激しいイメージから転じたもので、カジュアルかつ直接的な響きがあります。動画内では、働かないカンガルーに対してユーモアを交えて使われています。
一言フレーズ(活用例):
He was fired because he was always late for work.
彼はいつも仕事に遅刻していたので、クビになった。
表現⑥:What’s it on your end?(動画内 01:21)
- 意味・ニュアンス
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「そちら側(の数値・状況)はいくつ(どう)ですか?」という意味です。作業現場で「お互いに確認している共通のデータや数値」がある時や、ビジネスで特定のプロジェクトの進捗について「そっちの(その件の)進み具合はどう?」と尋ねる際によく使われる定番フレーズです。
ここでの it は、お互いが今まさに確認している「測定している数値」や「特定の共通の話題」を指しています。
動画では直後に "I got 730." と数字を言っているため、この it は「そっちの(メーターの)数値」を指しています。単に「そっち全体の様子はどう?」と広く浅く聞きたい場合は it を抜いて "What's on your end?" と言うこともできます。
一言フレーズ(活用例):
I'm checking the numbers now. What's it on your end?
(今こっちで数値をチェックしているよ。そっち(の数値)はいくつになってる?)
表現⑦:Who’s a good girl?(動画内 01:28)
- 意味・ニュアンス
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「誰がお利口さんかな?」「いい子だね〜」という意味です。犬や猫などのペット(メス)を褒めちぎる時に、飼い主が愛情を込めて使うお決まりのフレーズです。
直訳すると「誰が良い女の子ですか?」という疑問文になりますが、実際には質問しているのではなく、「あなたが最高にいい子だよね!」と語りかけています。対象がオスの場合は “Who’s a good boy?” になります。学校では習わない、ネイティブのペット文化を象徴するユニークな表現です。
一言フレーズ(活用例):
Who's a good girl? Yes, you are!
誰がお利口さんかな?そう、あなただよね!
ピックアップ英文・構文解説
動画の重要シーンから、知っておくと役立つ英文やネイティブ特有のセリフを厳選し、詳しく解説します。
英文:Put your arms and legs out, like a starfish.(動画内 01:04)
ヒトデみたいに、手足を外に広げてごらん。
- 日常会話や子育て・ペットへの語りかけでよく使われる、ネイティブらしいチャーミングな比喩表現です。
- 表現のポイント:
put ... outは「(体の一部など)を外に伸ばす、広げる」という意味の群動詞です。地面でおかしな体勢(大の字)で寝そべってペットに対し、「これ何?ヒトデみたいに手足を広げちゃって」とコミカルにその姿勢を促しているユーモラスなシーンです。 - ニュアンス:
like a starfish(ヒトデのように)という直喩を加えることで、単に「手足を伸ばして」と言うよりも、どのような姿勢をとればいいのかが直感的に伝わる表現になっています。英語圏では、人間が手足を広げて寝そべる姿をよくこのように表現します。
英文:If you want to get paid, you have to do the work.(動画内 01:04)
お給料をもらいたいなら、仕事をしなければいけないよ。
- 条件を表す
If節に、日常・ビジネスの双方で頻出する重要構文が組み合わさった一文です。 - 構文のポイント(get paid): 「支払われる、給料をもらう」という意味の表現です。受動態の
be paidよりも、「実際にお金を手に入れる」という動作や結果にフォーカスが当たります。日常会話ではget + 過去分詞の形が非常によく使われます。 - 構文のポイント(have to): 後半の
you have to do the workでは、義務・客観的な必要性を表すhave to(〜しなければならない)が使われており、「働かなければお金はもらえない」という社会のルールを、働こうとしないカンガルーに対してユーモアを交えて説いています。
まとめ
今回の動画は、ペットのカンガルーとのユーモラスな掛け合いを描いた日常・バラエティ系のコンテンツでした。学校英語や資格試験のテキストでは遭遇しにくい「smoko(小休憩)」や「You’re it!(鬼ごっこのタッチ)」といったリアルな語彙、さらには使役動詞の「make」や「get」が日常のコミカルな文脈でどのように機能しているかなど、実際の英会話ならではのリアルな表現に触れる良い機会となったのではないでしょうか。



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