今回は世界的な大人気子ども向け知育アニメ『CoComelon(ココメロン)』の楽曲「Like a Dinosaur」の動画から、リアルな英語表現を学びます!
- テキスト上の難易度: 英検5級〜4級 / TOEIC 200点未満(中学初級レベルの非常にシンプルな文構造と単語が中心です)
- レベル目安(リスニング体感難易度): 英検4級〜3級 / TOEIC 300点程度(発話速度は1分あたり約60語と非常にゆっくりで聞き取りやすいですが、「munch(むしゃむしゃ食べる)」や「stomp(足を踏み鳴らす)」といった、日本の学校英語では馴染みの薄い日常的な動詞・オノマトペが含まれています)
重要単語・フレーズ解説
動画に出てくる重要な語彙や、知っておくと表現の幅が広がるスラング・難単語をピックアップして解説します。
表現①:roar(動画内 00:27)
- 意味・ニュアンス
-
(ライオンや恐竜などが)ガオーと吠える、大声をあげる
学校英語では動物の鳴き声として紹介されることが多いですが、日常会話では人間に対しても非常によく使われます。人が怒りで「怒鳴り散らす」ときや、大爆笑して「どっと笑う(roar with laughter)」といったシーンでも頻繁に登場する、感情の激しさを表すのに便利な表現です。
一言フレーズ(活用例):
The audience roared with laughter at the comedian's joke.
観客はコメディアンのジョークに大爆笑しました。
表現②:stomp(動画内 00:29)
- 意味・ニュアンス
-
足をドタバタ鳴らして歩く、足を踏み鳴らす
ただ歩く(walk)のではなく、重い足取りで床をドン、ドンと踏みつけるように歩く様子を表します。小さな子どもが駄々をこねて足をバタバタさせるときや、集合住宅で上の階の住人の足音がうるさいときなど、日常の不満や動作をリアルに表現できるネイティブらしい動詞です。
一言フレーズ(活用例):
Please try not to stomp around the house while others are sleeping.
他の人が寝ている間は、家の中をドタバタ歩き回らないようにしてください。
表現③:munch(動画内 00:38)
- 意味・ニュアンス
-
(音を立てて)ムシャムシャ食べる、モグモグ食べる
リンゴやスナック菓子など、歯ごたえのあるものを音を立てて美味しそうに食べる様子を表す擬音語(オノマトペ)に由来する単語です。
一言フレーズ(活用例):
I could hear someone munching on something crunchy in the theater.
映画館で誰かがバリバリと音を立てて何かを食べているのが聞こえました。
表現④:munching on…(動画内 00:53)
- 意味・ニュアンス
-
〜をムシャムシャと食べる、〜をつまむ
動詞「munch」に前置詞の「on」が組み合わさることで、「(特定の食べ物を)対象にして、音を立ててムシャムシャと食べる」というニュアニュスが強調されます。基本的にはリンゴや生野菜、スナックなど「歯ごたえのあるもの」を食べる際によく使われるため、温かい料理などのしっかりとした食事に対して使うのは不自然です。動画内で「Munching on our lunch」と表現されているのは、子ども向けの歌として「munch」と「lunch」で心地よく韻(ライム)を踏ませるための演出であり、幼児が口を動かして食べている可愛らしい様子を描写した言葉遊びの文脈によるものです。
一言フレーズ(活用例):
She was happily munching on a raw carrot during the break.
彼女は休憩時間に生のニンジンを幸せそうにムシャムシャと食べていました。
表現⑤:safe and sound(動画内 01:42)
- 意味・ニュアンス
-
無事に、何事もなく安全に
「safe(安全な)」と「sound(健康な・傷のない)」という、似た意味の単語が組み合わさった定番の決まり文句(イディオム)です。旅行や出張から無事に帰ってきたときや、災害などから身の安全が確認されたときなど、「一安心した」という安堵の感情を込めてネイティブが日常的に多用します。
一言フレーズ(活用例):
The children arrived home from their school trip safe and sound.
子どもたちは修学旅行から無事に我が家へ帰ってきました。
ピックアップ英文・構文解説
動画の重要シーンから、知っておくと役立つ英文やネイティブ特有のセリフを厳選し、詳しく解説します。
英文:We can play, play like dinosaurs.(動画内 00:14)
日本語訳:私たちは遊ぶことができるよ、恐竜のように遊べるよ。
解説:
- 助動詞
canの基本形:We(主語)+can(助動詞)+play(動詞の原形)という、学校英語の基礎となる「〜できる」の構造です。 - 前置詞
likeの役割: ここでのlikeは「〜を好む」という動詞ではなく、「〜のように」という状態を表す前置詞です。[like dinosaurs](恐竜のように)というひとかたまりを作ることで、どのような様子で遊ぶのかを具体的に説明しています。子どもに「〜の真似をしてみて」と声をかける際にもよく使われる日常表現です。
英文:Play all day, play like dinosaurs.(動画内 00:20)
日本語訳:一日中遊べるよ、恐竜のように遊べるんだ。
解説:
all dayの表現:all dayで「一日中」「朝から晩までずっと」という意味の副詞の役割を果たします。日常会話でもI worked all day.(一日中働いた)やIt rained all day.(一日中雨が降った)のように、期間の長さを強調したいときによく使われる定番フレーズです。- カジュアルな省略: 文頭の
We canが省略され、動詞の原形から始まっています。英語の歌や親しい間柄での日常会話では、リズムを整えたりテンポよく簡潔に伝えたりするために、このように共通の主語や助動詞を省くことが多々あります。
英文:Sleeping on the ground(動画内 01:38)
日本語訳:地面の上で眠っている
解説:
- 前置詞
onのコアイメージ:onは「〜の上に」と訳されますが、本質的な意味は「(対象の表面に)ぴったりと接触している」ということです。on the groundとすることで、地面にしっかりと体を密着させて横たわっているリアルな姿が表現されています。 - 現在分詞(
-ing)による状態描写: 直前までのWe can sleep...という文脈から、あえてSleeping...と変化させることで、今まさにスースーと眠っている「現在進行形のような生き生きとした状態」をダイナミックに描写しています。
まとめ
『CoComelon』の「Like a Dinosaur」は、中学初級レベルのシンプルな文構造でありながら、日本の学校英語では触れる機会の少ない「stomp(足を踏み鳴らす)」や「munch(ムシャムシャ食べる)」といったリアルな動作表現が豊富に含まれています。単なる「walk」や「eat」だけでは表現しきれない、ネイティブが日常で使う生き生きとしたオノマトペや、「safe and sound」のような定番フレーズの利便性を実感できる教材です。



コメント