今回は子ども向けの人気お絵かきチュートリアル(YouTubeチャンネル『Art for Kids Hub』による「キス顔の絵文字」の描き方)の動画から、リアルな英語表現を学びます!
- テキスト上の難易度: 英検3級 / TOEIC 350点程度(中学レベルのシンプルな文法と、「ボウル」「ハート」「線」などお絵かきに関する基本的な語彙が中心です)
- レベル目安(リスニング体感難易度): 英検準2級 / TOEIC 500点程度(ネイティブの親子による自然な掛け合いのため、主語・動詞の省略やカジュアルな相槌、リアルなスピードへの慣れが必要です)
重要単語・フレーズ解説
動画に出てくる重要な語彙や、知っておくと表現の幅が広がるスラング・難単語をピックアップして解説します。
表現①:follow along with(動画内 00:07)
- 意味・ニュアンス
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お手本や指示に合わせて「一緒にやる」「見ながら真似をする」という意味です。動画のチュートリアルなどで、視聴者に対して「私のやる通りに一緒にやってみてね」と呼びかける際の定番フレーズです。
学校英語では「〜に従う」「〜の後をついていく」として follow 単体で習うことが多いですが、ネイティブは誰かのアクションにリアルタイムで「同調して動く」とき、この along(〜と一緒に、沿って)を伴った表現を好んで使います。
表現②:trace around(動画内 00:23)
- 意味・ニュアンス
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物の輪郭や縁に沿って「なぞって線を引く」という意味です。
trace は「(すでにある線や形を)なぞる」という意味の動詞です。これに around(〜の周りを)が組み合わさることで、お皿や型などの外周に鉛筆などを這わせてぐるりと円を描く、という具体的な動作をきれいに表現できます。
一言フレーズ(活用例):
Trace around your hand with a pencil to make a handprint.
手形を作るために、鉛筆で手の周りをなぞってみましょう。
表現③:flip ~ over(動画内 00:29)
- 意味・ニュアンス
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物の上と下、あるいは表と裏を「ひっくり返す」「裏返す」という意味です。
turn over も「ひっくり返す」という意味ですが、flip over は「パッと素早く、軽快にひっくり返す」というニュアンスが含まれます。パンケーキをフライ返しで裏返したり、本動画のようにボウルをポンと逆さにしたりする際にぴったりな表現です。
一言フレーズ(活用例):
Flip the pancake over when you see small bubbles on top.
表面に小さな泡が見えてきたら、パンケーキをひっくり返してください。
表現④:leave a gap(動画内 01:05)
- 意味・ニュアンス
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線と線の間や物と物の間に、意図的に「隙間を空ける」「間隔を残す」という意味です。
space が一般的な「空間・スペース」を指すのに対し、gap は「本来繋がっているべきところにある切れ目や隙間」を意味します。今回の動画のように、円をあえて一周させずに一部だけスペースを空けておくような場面で非常によく使われます。
一言フレーズ(活用例):
Make sure to leave a gap between the words so it's easy to read.
読みやすくなるように、単語と単語の間にしっかりと隙間を空けてください。
表現⑤:off to the side(動画内 01:50)
- 意味・ニュアンス
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使わなくなったものを邪魔にならないように「脇に置く」「少し離れた場所に寄せる」という意味です。
単に put it away(片付ける)と言うと、引き出しや棚に完全に仕舞い込むニュアンスになります。一方で off to the side は「作業スペースの中心から外れた、すぐ手の届く脇のスペースに移す」という、日常の作業現場ならではの絶妙な距離感を表現できます。
一言フレーズ(活用例):
Please move the laptop off to the side so we can have dinner.
夕食にするので、ノートパソコンを脇に退けてください。
表現⑥:turn out(動画内 02:42)
- 意味・ニュアンス
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結果として「〜になる」「(作品などが)〜な出来栄えになる」という意味です。
学校英語や資格試験では It turned out that... のように「〜ということが判明する」という堅い意味で覚えることが多いですが、日常会話では主語に作った作品などを置き、It turned out great.(素晴らしい出来栄えになった)のように、最終的な結果やクオリティを評価する際によく使われます。
一言フレーズ(活用例):
The homemade pizza turned out better than I expected.
手作りピザは、思っていたよりもずっと美味しく出来上がりました。
表現⑦:sideways(動画内 03:03)
- 意味・ニュアンス
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横向きの、横の
学校英語では深く扱われることが少ない副詞・形容詞ですが、日常会話やデザインの指示においては頻出します。「side(横)」に方向を表す接尾辞「-ways」が結びついた語源を持ち、物の向きや配置を直感的に伝える際に非常に便利な表現です。動画内では “a sideways V”(横向きのV字)のように、ウィンクの目を説明する際の形容詞として使われています。
一言フレーズ(活用例):
Draw a sideways V to make the emoji look like it's winking.
絵文字がウィンクしているように見せるために、横向きのV字を描いてください。
表現⑧:thicken up(動画内 04:00)
- 意味・ニュアンス
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(線や液体などを)太くする、濃くする
形容詞 “thick(太い、濃い)” を動詞化した “thicken” に、完成度を高めるニュアンスの “up” が組み合わさった表現です。イラストの線を太くするだけでなく、スープに「とろみ(厚み)をつける」といった料理の文脈でも非常によく使われる表現です。
一言フレーズ(活用例):
I'm going to thicken up the outline to make it stand out.
目立たせるために、輪郭の線を太くします。
表現⑨:come to a point(動画内 04:21)
- 意味・ニュアンス
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(先端が)尖る、一点に集まる
直訳すると「点に到達する」ですが、形状を描写する際に「先がシュッと尖っている」状態を表すフレーズです。学校の教科書で目にする機会は少ないですが、物の形状を説明する日常会話やアートの解説における定番の表現です。
一言フレーズ(活用例):
The roof of the house comes to a sharp point.
その家の屋根は先が鋭く尖っています。
ピックアップ英文・構文解説
動画の重要シーンから、知っておくと役立つ英文やネイティブ特有のセリフを厳選し、詳しく解説します。
英文:The one thing you wanna make sure is that it’s okay if you get marker on your bowl…(動画内 00:11)
日本語訳:確かめておきたい一つのことは、ボウルにマーカーがついても大丈夫かどうかということです。
解説:
一見すると少し長めの文ですが、構造を整理すると学校英語や資格試験で非常によく狙われる形をしています。
- 主語を修飾する関係代名詞の省略: 主語は
The one thingですが、その直後に[you (wanna)want to make sure](あなたが確かめたいこと)という塊が関係代名詞の省略によって繋がっています。 - 接続詞の that:
isの後ろにあるthatは、名詞節(〜ということ)を作る接続詞です。全体の骨組みとしては 「The one thing is that ~ (一つのことは〜ということです)」 というシンプルな第2文型(S=C)の形をとっています。 - get A on B: カジュアルな口語表現で「BにAをつける、付着させる」という意味になります。ここでは「ボウル(B)にマーカー(A)がつく」という意味で使われています。
英文:We’re gonna use our left hand to press down, and that’s because we’re right-handed, right?(動画内 00:31)
日本語訳:私たちは左手を使って(ボウルを)押さえます。それは、私たちが右利きだからですね?
解説:
理由を論理的に説明するときの定番構文と、身体の特徴を表す便利な形容詞が含まれた表現です。
- that’s because ~ の構文: 「それは〜だからです」と、前に述べた結果(左手で押さえる)に対して、後ろからその「理由(右利きだから)」を説明する非常に重要な形です。
【参考】 よく混同される表現にthat's why ~(そういうわけで〜だ)がありますが、こちらは後ろに「結果」が来ます。今回は理由を説明しているためbecauseが正解です。 - right-handed: 「右利きの」という形容詞です。左利きであれば
left-handedとなります。名詞のhandに-edをつけることで「〜の手を持った」という形容詞を作ることができます。
英文:See how it’s halfway through the bowl?(動画内 00:46)
日本語訳:ほら、ボウルのちょうど半分のところまで来ているのがわかるでしょ?
解説:
ネイティブが日常会話やチュートリアルで頻繁に使う、非常にライブ感のある口語表現(エンタメ・趣味向け)です。
- Do you の省略: 本来は
Do you see how...?という形ですが、カジュアルなシーンではDo youが省略されてSee how ~ ?という形でよく使われます。「〜なのがわかる?」「ほら、見てごらん」と、相手の注意を引きながら状態を確認する際の定番フレーズです。 - halfway through ~: 「〜の途中で、〜の半分のところまで」という意味の表現です。ここでは、ボウルの外周をなぞる線が「ボウルのちょうど中間の位置まで達している状態」を指しています。
英文:…and then it’ll make it look like the heart is in front of our emoji with a little shadow.(動画内 04:50)
日本語訳:そうすると、少し影がついて、まるでハートが絵文字の前にあるように見せることができます。
解説:
高校英語の重要文法である「使役動詞」を活かした、表現力をグッと高める構文です。
- 使役動詞 make の用法:
make + 目的語(O) + 動詞の原形(V)の形で、本句のように主語が「無生物主語」の場合、人間が主語のときのような「強制的に〜させる」というニュアンスはなく、「(主語が原因となって)Oに〜という結果をもたらす、〜という状態を生じさせる」という因果関係を表します。ここでは、特定の何かを指す代名詞としてではなく、外見や状況を表す非人称のit(It looks like ~ の it)が使役動詞の目的語に置かれた構造になっています。 - make it look like + [主語 + 動詞]: 「(工夫やデザインによって)まるで〜のように見せる、〜という外見にする」という、アート、デザイン、ファッションなどの解説で非常によく使われる決まり文句です。
まとめ
今回の動画は、ネイティブの親子による親しみやすいお絵かきチュートリアルを題材にしました。使用されている文法自体は中学から高校レベルの標準的なものですが、trace around(輪郭をなぞる)やoff to the side(脇に寄せる)といった、実際の作業現場ならではの臨場感のある表現が豊富に含まれています。学校英語や資格試験では「〜と判明する」と堅く教わりがちなturn outが、作品の「出来栄え」を評価するフランクな言葉として使われているなど、教科書的な知識とリアルな日常会話とのギャップを新鮮に感じていただけたのではないでしょうか。



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