今回は子ども向け英語歌(ナーサリーライム)『CoComelon』の「Rain Rain Go Away!」の動画から、リアルな英語表現を学びます!
- テキスト上の難易度: 英検5級 / TOEIC 200点程度(中学初級レベルの極めてシンプルな単語と文法で構成されています)
- レベル目安(リスニング体感難易度): 英検4級 / TOEIC 350点程度(全体的なテンポは非常にゆっくりで聞き取りやすい。)
重要単語・フレーズ解説
動画に出てくる重要な語彙や、知っておくと表現の幅が広がるスラング・難単語をピックアップして解説します。
表現①:go away(動画内 0:18)
- 意味・ニュアンス
-
どこかへ行ってしまう、消え去る
学校英語では「立ち去る」という人の移動として習うことが多いですが、この歌のように雨や病気、悩み事などが「消えてなくなる」という意味でもよく使われます。命令形で使うと「あっちへ行け!」という強い拒絶になりますが、自然現象に対して「早く止んでほしい」と願う際にも定番の表現です。
一言フレーズ(活用例):
I hope my headache will go away soon.
頭痛が早く治るといいな。
表現②:Come again(動画内 0:22)
- 意味・ニュアンス
-
また来る、出直す
動画内の “Come again another day.”(別の日にまたおいで)という一連のフレーズにあるように、ここでは「(雨が)また来る」という動詞本来の動的な意味で使われています。子供たちが雨に対して「今日は別の場所に去って、また違う日に来てね」と語りかける、動画の文脈に沿った表現です。
一言フレーズ(活用例):
Please come again when the weather clears up.
天気が良くなったらまた来てください。
表現③:another day(動画内 0:22)
- 意味・ニュアンス
-
別の日に、いつかまた
似た表現の “the other day” は「先日(過去のある日)」を指しますが、この “another day” は「別のいつか(将来のある日)」という未来のニュアンスを含みます。“Let’s do this another day.” と言えば、「これはまた別の日に(仕切り直して)やろう」というビジネスでも使える便利な提案フレーズになります。
一言フレーズ(活用例):
We can discuss this project another day.
このプロジェクトについては、また別の日に話し合いましょう。
表現④:want to(動画内 0:24)
- 意味・ニュアンス
-
〜したい
文法的にはお馴染みの表現ですが、ネイティブの日常会話や歌の中では、音が縮まって「wanna(ワナ)」と発音されることが非常に多いです。
一言フレーズ(活用例):
I want to try that new restaurant down the street.
通りの先にある新しいレストランに行ってみたいです。
表現⑤:went away(動画内 2:22)
- 意味・ニュアンス
-
どこかへ行った、去っていった(go awayの過去形)
動画の終盤で、それまでの「go away(あっちへ行け)」という願いの表現から、「went away(行ってしまった=雨が上がった)」という過去の事実に変化しています。簡単な単語の組み合わせですが、時制が変わることで「願いが叶った」というストーリーの展開を示す重要な役割を果たしています。
一言フレーズ(活用例):
The rain finally went away and the sun came out.
ようやく雨が止んで、太陽が出てきました。
表現⑥:get to [動詞](動画内 2:28)
- 意味・ニュアンス
-
〜する機会を得る、〜できる
学校英語で習う “can” や “be able to” は「能力的にできる」という意味合いが強いですが、“get to + 動詞の原形” は「状況や環境に恵まれて、幸運にも〜するチャンスを得る」というポジティブなニュアンスを含みます。ここでは「(雨が止んだおかげで)みんなで遊べるようになった」という喜びが表現されています。
一言フレーズ(活用例):
I got to meet my favorite author at the event.
そのイベントで、お気に入りの作家に会うことができました。
ピックアップ英文・構文解説
動画の重要シーンから、知っておくと役立つ英文やネイティブ特有のセリフを厳選し、詳しく解説します。
英文:We all want to play.(動画内 0:24)
日本語訳: 私たちはみんな遊びたいのです。
- 解説:
主語のWe(私たち)の直後にall(すべて・みんな)を置くことで、「私たち全員が」という意味を強調する構造になっています。 allの位置のルール:allを代名詞(We や They など)と一緒に使う場合、一般動詞の前、またはbe動詞や助動詞の後に置くのが基本です。- (例)
We all like soccer.(私たちはみんなサッカーが好きです) - (例)
We are all happy.(私たちはみんな幸せです) - 書き換え表現:
All of us want to play.と書き換えることも可能ですが、We all want to...の方がよりシンプルで、日常会話や歌の中で好まれるスムーズな響きを持っています。
英文:Everybody wants to play.(動画内 0:47)
日本語訳: 誰もがみんな遊びたがっています。
- 解説:
学校英語や資格試験(英検・TOEIC)において、非常に引っかかりやすい重要な文法ポイントが含まれている一文です。 - 「単数扱い」になる主語:
EverybodyやEveryoneは、日本語に訳すと「みんな」「全員」という複数のニュアンスになりますが、文法上は「三人称単数(he や she と同じ)」として扱われます。そのため、後ろに続く動詞がwantではなく、三人称単数の-sがついたwantsになっています。 We allとの比較:
前述のWe allは「複数扱い」なのでwantになりますが、Everybodyは「単数扱い」なのでwantsになるという違いを整理しておくと、文法問題の対策に直結します。
英文:Rain, rain, went away, To come again another day.(動画内 2:22)
日本語訳: 雨、雨は去っていった、そしてまた別の日にやってくる。
- 解説:
前半の文(雨が去っていった)に対して、後半のTo come...(to + 動詞の原形)がどのように結びついているかを見極めるのがポイントです。学校英語で習う「不定詞の副詞的用法」の典型的な形です。 - 文脈による解釈:
この不定詞の表現は、前半の定番フレーズ「Come again another day(別の日にまたおいで)」という子供たちの願いを受けて、結果として「雨は去っていった、そして(いつか)また別の日にやってくる」という【結果】の用法、あるいは「また別の日に来るということで(去っていった)」と解釈するのが自然です。
英語の童謡(ナーサリーライム)らしい、雨を意思のある生き物のように見立てた(擬人化)特有の情緒的な表現を楽しめる一文です。
まとめ
今回の動画『Rain, Rain, Go Away』は、シンプルな子供向けの童謡でありながら、学校英語や資格試験にも直結する重要な文法ルールや、ネイティブ特有のニュアンスが凝縮されています。特に、主語による単数・複数の扱いの違い(We all と Everybody)や、時制の変化(go away から went away)によるストーリーの展開、そして get to が持つ「〜する機会に恵まれる」というポジティブなニュアンスなどは、教科書の記述だけでは見落としがちなリアルな英語の感覚です。



コメント