今回は世界中で愛されるキッズ向けYouTubeチャンネル『CoComelon』の童謡『Sick Song』の動画から、リアルな英語表現を学びます!
- テキスト上の難易度: 英検5級 / TOEIC 200点程度(中学初級レベルの極めてシンプルな文法と、風邪や看病に関する基本的な単語で構成されています)
- レベル目安(リスニング体感難易度): 英検4級 / TOEIC 300点程度(発話速度は非常にゆっくりでクリアですが、歌ならではのリズムやメロディ、キャラクターの泣き声やクシャミなどの効果音が重なるため、音の繋がりに注意して聴く必要があります)
重要単語・フレーズ解説
動画に出てくる重要な語彙や、知っておくと表現の幅が広がるスラング・難単語をピックアップして解説します。
表現①:not feeling well(動画内 17s)
- 意味・ニュアンス
-
体調が優れない、気分が悪い
学校では「体調が悪い」を “I’m sick.” と習うことが多く、日常の風邪などにもカジュアルに使われます。ただ、そこまでストレートに表現せず「なんとなく調子が悪い」「だるい」というマイルドなニュアンスを伝えたいときに、この “not feeling well” が非常によく使われます。周囲に余計な心配をかけすぎない、大人の配慮が伝わる便利な表現です。
一言フレーズ(活用例):
I'm not feeling well today, so I think I'll go home early.
今日は少し体調が優れないので、早めに帰宅しようと思います。
表現②:can tell(動画内 23s)
- 意味・ニュアンス
-
(状況や様子を見て)分かる、察しがつく
“tell” は「話す」という意味が有名ですが、このように単体や助動詞を伴うことで「識別する」「見て判断する」という意味になります。言葉で説明されなくても、相手の顔色や仕草を見て「あ、風邪だな」「元気がないな」と直感的に気づいたときにネイティブが頻繁に使う定番フレーズです。
一言フレーズ(活用例):
I can tell you've been working really hard lately.
最近、本当に頑張って仕事をしているのが(見ていて)分かりますよ。
表現③:care for(動画内 29s)
- 意味・ニュアンス
-
〜の世話をする、看病する
日常会話や学校英語でおなじみの “take care of” と比べると、“care for” はより愛情や労わりの気持ちが強く込められた温かいニュアンスを含みます。また、介護や医療の文脈でもよく使われます。ちなみに、疑問文で “Would you care for some coffee?” のように使うと「〜はいかがですか?」という丁寧な提案になります。
一言フレーズ(活用例):
She stayed up all night to care for her sick cat.
彼女は病気の飼い猫を看病するために、一晩中起きていた。
表現④:get well(動画内 32s)
- 意味・ニュアンス
-
(病気から)回復する、元気になる
病気の人に対して「早く良くなってね」と声をかける際の定番フレーズ “Get well soon!” でお馴染みの表現です。“recover” よりも口語的で温かみのある印象を与えます。“well” はここでは「健康な」という形容詞として機能しており、病気の状態から健康な状態へ変化する(get)ことを意味します。
一言フレーズ(活用例):
I hope you get well and come back to the office soon.
体調が回復して、またすぐにオフィスに戻ってこられることを願っています。
表現⑤:make sure(動画内 35s)
- 意味・ニュアンス
-
必ず〜するようにする、手配する、確認する
確実性を高めるために「念を入れる」「手配を怠らない」というニュアンスを持つ万能なフレーズです。今回の動画のように “I’ll make sure you do” と言うと、「あなたが確実に元気になるように(私が責任を持って)見届けるよ」という強い意志や安心感を相手に与えることができます。
一言フレーズ(活用例):
Make sure to get plenty of rest tonight.
今夜は必ず、しっかりと睡眠(休息)をとるようにしてください。
表現⑥:nose is running(動画内 50s)
- 意味・ニュアンス
-
鼻水が出ている、鼻が垂れている
動詞の “run” は「走る」だけでなく、水などの液体が「流れる」という意味も持ちます。蛇口から水が流れる状態も “running water” と言います。「鼻水が出る」を英語でどう言うか迷う学習者は多いですが、ネイティブはシンプルに「鼻が流れている」と表現します。日常会話で非常に重宝するリアルな口語表現です。
一言フレーズ(活用例):
Your nose is running; here is a tissue.
鼻水が出ているよ。はい、ティッシュ。
表現⑦:have a cold(動画内 1:50)
- 意味・ニュアンス
-
風邪をひいている
風邪に関する表現でよく混同されるのが “have a cold” と “catch a cold” の違いです。“catch” は「風邪をひく」という瞬間的な動作や変化を表すのに対し、“have” はすでに風邪をひいていて「その症状を持っている(状態)」を表します。日常会話で「いま風邪の真っ最中なんだ」と現在の状態を言いたいときは “have” を使います。
一言フレーズ(活用例):
I couldn't attend the party because I had a bad cold.
ひどい風邪をひいていたので、パーティーに参加できませんでした。
ピックアップ英文・構文解説
動画の重要シーンから、知っておくと役立つ英文やネイティブ特有のセリフを厳選し、詳しく解説します。
英文:You have a fever(動画内 20s)
日本語訳: 熱があるね。
解説:
「熱がある」という状態を表す定番の表現です。学校英語や資格試験において落としやすい重要な文法ポイントが含まれています。
- 冠詞の “a” の必要性:
fever(発熱)は、一般的な日常会話などでは「数えられる名詞(可算名詞)」として扱われることが多く、具体的な熱の症状を指す場合は、一般的に前に a を置きます。地域や文脈によっては冠詞のない表現が使われるケースもありますが、まずは基本の形としてhave a feverと塊で覚えるのがスムーズです。 - 動詞 “have” の表す状態: ここでの
haveは「〜を持っている」という現在の状態を表します。風邪の諸症状(頭痛や胃痛など)を体に保有している状態を表す際は、すべてこのhave a [症状]の形で応用が可能です。
英文:Rest little baby(動画内 26s)
日本語訳: ゆっくり休んでね、小さな赤ちゃん。
解説:
日常の看病シーンや家庭内で頻出する、親しみと温かみのある口語表現です。
- 命令文が持つ優しいニュアンス: 文頭が動詞の原形
Rest(休む)で始まっているため、文法的には「命令文」に分類されます。しかし、決して強い強制ではなく、後ろにlittle babyという愛称(呼びかけ)を添えることで、「しっかり休むのよ」「お大事にね」という親から子への労わりの響きになります。 - 日常会話への応用: 体調を崩した友人や同僚に対して「ゆっくり休んでね」と声をかけたいときは、
Get some rest.やPlease rest up.といった表現を使うと、同様の思いやりを伝えることができます。
英文:I hear you coughing(動画内 1:20)
日本語訳: 咳をしているのが聞こえるよ。
解説:
学校英語の文法問題やリスニング試験でも非常によく狙われる、知覚動詞を用いた重要構文です。
- 構文の視覚的理解:
hear(〜が聞こえる)の後ろに[目的語(人・物)]+(現在分詞 -ing)を配置する構造です。この文では、[you](あなたが)=(coughing)(咳をしている状態)なのが聞こえる、という主述に近い関係が成り立っています。 - 現在分詞(-ing)が表す臨場感: 動詞の原形(cough)ではなく
-ing形を採用することで、「今まさにコンコンと咳をしている真っ最中である」という進行中のニュアンスが強調されます。子供の体調の異変にリアルタイムで気づく、母親の心配そうな視線が定着した文構造です。
まとめ
『CoComelon』の『Sick Song』は、親子の温かい看病のやり取りを通じて、家庭内で使われるリアルな体調不良の表現を学べる優れた教材です。学校英語では「体調が悪い=sick」と一括りにされがちですが、日常的に多用される “not feeling well” や、鼻水の症状を指す “nose is running” など、実際の暮らしに即した生きた語彙が豊富に含まれています。シンプルな命令文や知覚動詞の裏にある、子どもを労わる親の優しいニュアンスや臨場感を客観的に捉えることで、試験対策の一歩先にある実践的な英語の感覚が養われます。



コメント