「痛いの飛んでいけ」を英語で言うと?Boo Boo Songでわかる痛みの英語表現

【英語童謡で学ぶ】人気キッズソング『The Boo Boo Song』で覚える「痛い!」と手当ての日常表現

今回は人気キッズYouTubeチャンネル『CoComelon』の定番ソング『The Boo Boo Song』の動画から、リアルな英語表現を学びます!

レベル目安
  • テキスト上の難易度: 英検3級〜4級 / TOEIC 300〜400点程度(基本的な文法と「knee」「toe」「elbow」などの身体部位の名称や基礎的な動詞が中心です)
  • レベル目安(リスニング体感難易度): 英検3級〜準2級 / TOEIC 400〜500点程度(歌に合わせてゆったりと発音されるため聞き取りやすいですが、「booboo(痛いの痛いの・傷)」や「stubbed my toe(足の指をぶつけた)」など、学校英語では馴染みの薄い日常表現や幼児語が含まれます)

目次

重要単語・フレーズ解説

動画に出てくる重要な語彙や、知っておくと表現の幅が広がるスラング・難単語をピックアップして解説します。

表現①:bump(動画内 0:22)

意味・ニュアンス

「(体の一部などを)ドスン・ゴツンとぶつける」という意味の動詞です。名詞としては「たんこぶ」や「道路のでこぼこ」を意味します。

体に衝撃を受けて打ち付ける動作にぴったりな表現です。”bump into ~” で「(人に)偶然出会う」という英検やTOEICの重要熟語にもなりますが、根本にある「ゴツンと突き当たる」イメージを押さえておくと理解が深まります。

一言フレーズ(活用例):

Be careful not to bump your head on the low ceiling.

天井が低いから頭をぶつけないように気を付けてね。


表現②:booboo(動画内 0:31)

意味・ニュアンス

幼い子どもに対して使う「痛いところ」「擦り傷・たんこぶ・軽傷」を指す幼児語・口語表現です。

学校では “wound”(傷)や “injury”(怪我)を習いますが、家庭内や子ども向けの場面ではほぼ100% “booboo” (boo-boo) が使われます。大人が大人に対して冗談めかして「ちょっとしたヘマ」「不注意なミス」という意味で使うこともあります。

一言フレーズ(活用例):

Don't worry, let me put a bandage on your booboo.

心配しないで、痛いの痛いの(傷口)に絆創膏を貼ってあげるね。


表現③:owie(動画内 0:31)

意味・ニュアンス

「いたい!」「痛いの」という意味で、痛みを表す感嘆詞 “Ouch!” の子ども向け(幼児語)表現です。

大人が「痛かったね」「痛いの飛んでいけ」となだめるときや、小さな子どもが痛みを訴える瞬間に口にする可愛らしい表現です。日常会話で “Ouch!” は標準的ですが、ペットや小さな子どもに寄り添うシーンでは “owie” を使うと一気に親しみやすさが出ます。

一言フレーズ(活用例):

Did you get an owie when you fell down?

転んだとき、痛いの痛いになっちゃった?


表現④:There, there(動画内 0:39)

意味・ニュアンス

「よしよし」「泣かないで、大丈夫だよ」と、泣いている子どもや傷ついている人を優しくなだめる決まり文句です。

単語を直訳すると「そこに、そこに」となりますが、相手の背中や頭をトントンと叩きながら声をかける場面で使われる口語表現です。言葉の響き自体に相手の興奮や悲しみを落ち着かせる効果があります。

一言フレーズ(活用例):

There, there, everything is going to be alright.

よしよし、何もかも上手くいくからね。


表現⑤:bandage(動画内 0:50)

意味・ニュアンス

「絆創膏(バンドエイド)」「包帯」を意味する名詞です。

日本で一般的な「バンドエイド (Band-Aid)」は特定企業の商標名であるため、英語で一般的な「絆創膏」と言いたい場合は “bandage” や “adhesive bandage” を使うのが標準的です。海外の薬局などで買い物をするときにも非常に役立ちます。

一言フレーズ(活用例):

Could you hand me a bandage for this small cut?

この小さな切り傷用に絆創膏を1枚取ってくれる?


表現⑥:stub (one’s toe)(動画内 1:12)

意味・ニュアンス

「(足の指を)硬いものにガツンとぶつける」という意味の動詞です。

学校英語では “hit” や “hurt” と習うことが多いですが、ネイティブはタンスの角や柱などに足の指をぶつける特定のシチュエーションに対して、必ず “stub” という動詞を使います。日常で非常によく発生するトラブルを表す、表現力豊かな単語です。

一言フレーズ(活用例):

I accidentally stubbed my toe against the coffee table this morning.

今朝、うっかりコーヒーテーブルに足の指をぶつけてしまった。


表現⑦:trip(動画内 1:12)

意味・ニュアンス

「(何かに足を引っかけて)つまづく」という意味の動詞です。

名詞の「旅行」として有名ですが、動詞では「つまづいて転びそうになる」動作を表します。”trip over ~”(〜につまづく)というフレーズでよく使われ、完全に倒れ込む前段階の動作を的確に描写できます。

一言フレーズ(活用例):

I tripped over a rug and almost dropped my coffee.

じゅうたんにつまづいて、コーヒーをこぼしそうになった。


ピックアップ英文・構文解説

動画の重要シーンから、知っておくと役立つ英文やネイティブ特有のセリフを厳選し、詳しく解説します。

英文:I know it hurts.(動画内 0:45)

日本語訳: 痛いの、分かっているよ。

解説:
相手の痛む気持ちや辛さに共感を示すときに使える、シンプルで優しい定番表現です。

  • 接続詞 that の省略:
    本来は I know [that] it hurts. という構造ですが、会話では接続詞の that はしばしば省略されます。
  • hurt の自動詞としての使い方:
    ここでの hurt は「〜を傷つける」という他動詞ではなく、「(体の一部が)痛む」という自動詞です。

英文:Wipe your tears away.(動画内 0:47)

日本語訳: 涙を拭いてね。

解説:
泣いている子どもや友人に「涙を拭いて」「元気を出して」と優しく声をかける際の定番口語フレーズです。

  • 句動詞 wipe ~ away:
    wipe(拭く)に away(離れて・去って)が組み合わさることで、「綺麗に拭い去る」というニュアンスが強調されます。Wipe away your tears. と並べ替えることも可能です。
  • 複数形の tears:
    「涙」は通常、両目から流れるイメージのため複数形の tears で表します。

英文:A bandage and a kiss just right will help your booboo feel all right.(動画内 0:50)

日本語訳: ぴったりの絆創膏とおまじないのキスがあれば、痛いの(傷口)もきっと良くなるよ。

解説:
学校英語でも頻出の重要な文法構造が詰まった、非常に学びの多い一文です。

  • help + 目的語 + 動詞の原形(〜が…するのを助ける):
    help [your booboo] (目的語) + feel (動詞の原形) という構造になっており、「絆創膏とキスが、傷口が良くなるのを助ける」という意味になります。to を伴わない原形不定詞が使われている点に注目しましょう。
  • just right の修飾:
    A bandage and a kiss を後ろから修飾し、「ちょうどいい」「ぴったりの」という意味を加えています。
  • all right のニュアンス:
    「すっかり良くなる」「問題なくなる」という意味で、相手を安心させる際によく使われます。

英文:I hit my thumb while working here.(動画内 2:51)

日本語訳: ここで作業をしているときに親指をぶつけちゃったんだ。

解説:
作業中の予期せぬアクシデントを説明する際に、そのまま応用できる実用的な英文です。

  • while + -ing(〜している間に):
    while I was working here の主語と be 動詞が省略された形(分詞構文に由来する表現)です。while -ing は「〜している最中に」と進行中の動作を表す際に非常に頻出します。
  • thumb の発音注意:
    thumb(親指)の末尾の b は発音しないサイレント・レター(黙字)です。「サム」と発音するため、リスニングの際にも意識しておきましょう。

まとめ

今回の『The Boo Boo Song』は、日常生活でのちょっとしたハプニングや手当てを題材にしたキッズソングですが、そこには学校英語の教科書だけでは出会いにくいリアルな英語表現が多く詰まっていました。「傷」や「痛い」を意味する booboo や owie といった親しみのある表現をはじめ、足の指をぶつける動作を表す stub (one’s toe) や、優しく相手をなだめる There, there など、家庭内の自然なやり取りで使われる実践的な語彙や構文の宝庫です。

プロフィール画像

赤井リリア(TOEIC 980点・英検1級の英語指導プロ)

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