ペッパピッグで英語学習!使役動詞やイギリス流の自然な表現が身につく

【ペッパピッグで学ぶ英語】クラスのみんなで巨大な絵に挑戦!日常のアニメから学ぶ自然な会話表現

今回は世界中で愛される子ども向けアニメ『Peppa Pig(ペッパピッグ)』の、学校のクラスで世界一大きな絵を描くエピソードの動画から、リアルな英語表現を学びます!

レベル目安・リスニングの注意点
  • テキスト上の難易度: 英検5級〜4級 / TOEIC 300点程度(現在進行形や基本的な助動詞がメインであり、使われている単語も基礎的なものが中心です)
  • レベル目安(リスニング体感難易度): 英検4級〜3級 / TOEIC 350点〜400点程度(全体の発話速度はWPM 75前後と非常にゆっくりで聞き取りやすいですが、イギリス英語特有のイントネーションや、”Better safe than sorry” のような日常イディオム、一部のユーモラスな語彙が含まれるため、体感難易度は少し上がります)
目次

重要単語・フレーズ解説

動画に出てくる重要な語彙や、知っておくと表現の幅が広がるスラング・難単語をピックアップして解説します。

表現①:Bellissimo!(動画内 00:10)

意味・ニュアンス

「素晴らしい!」「最高に美しい!」という意味です。元々はイタリア語ですが、英語圏でも芸術、料理、デザインなどを大絶賛する際によく使われる非常におしゃれな表現です。

英語の “Beautiful” に相当するイタリア語の最上級表現ですが、英語圏のネイティブも感情を込めて「お見事!」と言いたいときにそのまま借用します。学校英語では習いませんが、海外のオーディション番組や料理番組などで非常に頻繁に耳にする、知的好奇心をくすぐるワードです。

一言フレーズ(活用例):

The presentation you delivered today was bellissimo!

あなたが今日行ったプレゼンテーションは本当に素晴らしかったです!


表現②:Proceed.(動画内 00:52)

意味・ニュアンス

「(作業や行動を)続けてください」「進めてよし」という意味です。相手に対して「どうぞそのまま進めて」と許可や指示を与える際に使われます。

学校英語や資格試験では「前進する」「進む」という自動詞として暗記することが多いですが、ビジネスやフォーマルな場面では、このように一言で「(話を・作業を)続けてください」と促す命令形としても頻出します。少し硬めで威厳のあるニュアンスが含まれます。

一言フレーズ(活用例):

Please proceed with your explanation.

どうぞ説明を続けてください。


表現③:Oh, boy.(動画内 01:14)

意味・ニュアンス

「あらら」「困ったな」「うわあ」といった、驚き、呆れ、あるいは軽い興奮を表す間投詞(感嘆表現)です。目の前で予想外のことが起きたときについ口から出るニュアンスです。

“boy” と入っていますが、男の子に対して言うわけではなく、老若男女だれでも、また独り言としても使えます。ネガティブな呆れのニュアンス(「やれやれ」)だけでなく、ポジティブな興奮(「うわあ、すごいぞ」)のどちらにも使える便利な口語表現です。

一言フレーズ(活用例):

Oh, boy, look at this messy room!

あらら、この散らかった部屋を見てちょうだい!


表現④:go on then(動画内 01:28)

意味・ニュアンス

「じゃあ、やりなさい」「それならどうぞ」という意味です。相手が何かをしようとして躊躇しているときや、許可を求めてきたときに「それならやっていいよ」と背中を押す口語表現です。

“Go on”(続けて、どうぞ)に “then”(それなら、じゃあ)がついた、イギリス英語で特によく使われるフレーズです。少し渋々ながらも許可するニュアンスや、「そこまで言うならどうぞ」という文脈でもよく登場します。

一言フレーズ(活用例):

Can I have the last piece of cake? -- Go on then.

ケーキの最後の1個を食べてもいい? — じゃあ、どうぞ。


表現⑤:the top bit(動画内 01:43)

意味・ニュアンス

「一番上の部分」「てっぺんのところ」という意味です。物の上部や、リスト・画面などの上のほうのエリアを指すカジュアルな表現です。

学校英語では「部分」と言えば “part” を習いますが、ネイティブ(特にイギリスやオーストラリアなど)は日常会話で “bit” を “part” や “piece” の意味で頻繁に使います。”the top part” と言うよりも、”the top bit” のほうがぐっとカジュアルで自然な響きになります。

一言フレーズ(活用例):

I couldn't reach the top bit of the bookshelf.

本棚の一番上の部分に手が届きませんでした。


表現⑥:Better safe than sorry.(動画内 02:05)

意味・ニュアンス

「念のため」「後で悔やむよりは安全第一」「備えあれば憂いなし」という意味の定番の決まり文句(ことわざ)です。

“It is better to be safe than to be sorry”(後で後悔するよりも、今安全にしておくほうが良い)が省略された形です。日常会話からビジネスまで、ちょっとしたリスクを避けるために念のための行動をとる際、言い訳や理由付けとしてネイティブが非常によく使うフレーズです。

一言フレーズ(活用例):

Take an umbrella with you. Better safe than sorry.

傘を持っていきなさい。念のためね(備えあれば憂いなしだよ)。


表現⑦:Stand clear!(動画内 02:49)

意味・ニュアンス

「(危ないから)離れて!」「下がって!」という意味の警告のフレーズです。

学校英語では「離れる」を “step back” や “stay away” と習うことが多いですが、この “Stand clear” は公共の場でのアナウンス(電車の「ドアから離れてください」など:Stand clear of the closing doors)や、危険な作業を行う直前の合図として非常によく使われる決まり文句です。

一言フレーズ(活用例):

Stand clear! The machine is about to start.

離れて!機械がもうすぐ動き出します。


ピックアップ英文・構文解説

動画の重要シーンから、知っておくと役立つ英文やネイティブ特有のセリフを厳選し、詳しく解説します。

英文:This will be the picture we paint.(動画内 00:10)

これが私たちの塗る絵になります。

解説:

学校英語や資格試験で非常によく狙われる「関係代名詞の省略(接触句)」の形です。

名詞 the picture の後ろに [we paint] という「主語+動詞」のひひと塊が続き、直前の名詞を修飾しています。本来は the picture [which/that] we paint となりますが、目的格の関係代名詞(paintの目的語にあたる部分)であるため、日常会話ではこのように省略されるのが一般的です。

構造のイメージ: This will be the picture [ (that) we paint ].


英文:Granny Sheep is using a projector to make the drawings look big.(動画内 00:23)

グラニー・シープは、お絵描きを大きく見せるためにプロジェクターを使っています。

解説:

この一文には、学校英語の重要文法が2つ凝縮されています。

  • 1. 不定詞の副詞的用法(目的): to make... の部分は「〜するために」という目的を表しています。
  • 2. 使役動詞 make の構文: make + 目的語(O) + 動詞の原形(C) で「Oに〜させる / Oを〜という状態にさせる」という意味になります。ここでは、目的語の the drawings(お絵描き)に対し、動詞の原形である look(〜に見える)が続いています。

構造のイメージ: ...to make [the drawings (O)] [look (C)] big.


英文:Uh, are we allowed to throw paint sponges?(動画内 01:21)

あの、絵の具のスポンジを投げてもいいのですか?

解説:

ルールや許可について尋ねる際の重要表現 be allowed to do(〜することを許されている) が使われています。

日常会話では Can we throw...? と表現することも多いですが、be allowed to を使うことで、「組織や場所のルール(規則)として許可されているか」という客観的なニュアンスを出すことができます。今回は疑問文の形になっているため、Are we allowed to ~?(〜してよい規則ですか?)となります。旅行先や公共の場で「ここでは〜しても大丈夫ですか?」とルールを確認したいときにも非常に役立つ丁寧な表現です。


英文:Only here, and because I said so.(動画内 01:24)

ここだけよ、それに私がそう言ったからね。

解説:

ネイティブの親や先生が、子どもに対してよく使う非常にポピュラーな定番の口語表現です。

通常、because の後ろには論理的な理由が続きますが、because I said so は直訳すると「私がそう言ったから」となり、転じて「つべこべ言わずに(私が良いと言ったら良い、ダメと言ったらダメ)」という絶対的な決定権を示すニュアンスになります。

動画内では、「普段は絶対にダメだけど、今日は私が許可したから特別にいいのよ」という、大人側の少しユーモラスで絶対的なスタンスが表れているセリフです。


まとめ

子ども向けアニメである『ペッパピッグ』の優しく賑やかな世界には、一見シンプルでありながら、教科書や資格試験の対策だけでは出会えない生き生きとした日常表現が豊富に詰まっています。今回の記事でご紹介したように、学校英語でお馴染みの使役動詞や関係代名詞といった重要な文法構造がベースにありつつも、日常会話特有の「bit」のカジュアルな響きや、大人が子どもに使う定番の決まり文句など、リアルな英語ならではのニュアンスやギャップをたくさん発見できたのではないでしょうか。

プロフィール画像

赤井リリア(TOEIC 980点・英検1級の英語指導プロ)

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