今回は海外の人気教育アニメ・コメディチャンネル『Scratch Garden』のニュース番組風コント「Not the Autotune!」の動画から、リアルな英語表現を学びます!
- テキスト上の難易度: 英検准2級 / TOEIC 500点程度(
"educational purposes"や"get your message across"など、ビジネスやフォーマルな場で意見を伝える際の基礎的な文法・語彙が中心です) - レベル目安(リスニング体感難易度): 英検2級 / TOEIC 600点程度(全体の速度は平均90 WPM程度と比較的ゆったりしていますが、途中で声にオートチューン加工が施され、音楽のリズムに乗せた歌唱に変化するため、音の聞き取りやすさにやや癖があります)
重要単語・フレーズ解説
動画に出てくる重要な語彙や、知っておくと表現の幅が広がるスラング・難単語をピックアップして解説します。
表現①:It has come to my attention that…(動画内 0:05)
- 意味・ニュアンス
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「〜という事実を把握しました」「〜だと耳に挟みました」という意味のフォーマルな表現です。公式な通達やビジネスメールで、問題点や新しい情報を指摘・報告する際の枕詞として使われます。
[ワンポイント]
直訳すると「〜が私の注意に到達した」となります。学校英語で習う I heard that... や I noticed that... よりも格段に硬く、重々しい雰囲気を与えます。動画では、ニュース解説員のようなキャラクターが「大げさな公式発表」のトーンを演出するためにあえてこの堅苦しい表現を使っています。
一言フレーズ(活用例):
It has come to my attention that some staff members are skipping meetings.
一部のスタッフが会議を欠席しているという報告を受けています。
表現②:get one’s message across(動画内 0:47)
- 意味・ニュアンス
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「自分の伝えたいこと(メッセージ)を相手にしっかりと理解させる」「主張を伝える」という意味の表現です。
[ワンポイント]
ただ言葉を発する(tell / speak)だけでなく、相手の心や頭の中に「届いて納得してもらう(acrossする)」という到達のイメージが含まれます。学校英語の communicate(伝える)よりも、「考えを相手に分からせる」という目的意識が強調されるため、プレゼンや説得の場で非常によく使われます。
一言フレーズ(活用例):
She used visual aids to get her message across effectively.
彼女は自分の主張を効果的に伝えるために視覚資料を使いました。
表現③:enchanting(動画内 1:23)
- 意味・ニュアンス
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「うっとりさせるような」「魅惑的な」「魔法にかかったような」という意味の形容詞です。
[ワンポイント]
語源にある chant(歌う、唱える)からも分かるように、もともとは「魔法の呪文をかけて人を惹きつける」というニュアンスを持っています。単に「可愛い・綺麗(charming / beautiful)」と言うよりも、思わず引き込まれて心を奪われてしまうような強い魅力を表現できる洗練された単語です。
一言フレーズ(活用例):
The acoustic performance of the song was absolutely enchanting.
その曲のアコースティック演奏は本当にうっとりするような素晴らしさでした。
表現④:auto-tune(動画内 1:31)
- 意味・ニュアンス
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歌声の音程(ピッチ)を自動で補正する音声加工技術、またはその技術によるロボットボイスのような効果のことです。
[ワンポイント]
元々は音痴な部分を自然に直すための裏方ツールでしたが、現在では現代ポップスやヒップホップで「独特のケロケロボイス効果を演出する手法」として定着しています。動画タイトルの "Not the Autotune!" は「ケロケロ声(オートチューン)だけはやめてくれ!」と焦るお決まりのリアクション表現です。
一言フレーズ(活用例):
Many modern pop artists use auto-tune as a creative effect.
多くの現代ポップアーティストがクリエイティブな演出としてオートチューンを使用しています。
表現⑤:sing along(動画内 1:49)
- 意味・ニュアンス
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「(流れている曲や他人の歌に合わせて)一緒に歌う」という意味の句動詞です。
[ワンポイント]
前置詞 "along" には「〜に沿って、ついていく」という意味合いがあるため、単に "sing"(歌う)というよりも「音楽の流れに合わせて口ずさむ、一緒に合唱する」という状況をぴったり表現できます。ライブ会場でアーティストが観客に「一緒に歌って!」と呼びかける際にも "Sing along!" とよく使われます。
一言フレーズ(活用例):
The audience started to sing along with the band's famous hit.
観客はバンドの有名なヒット曲に合わせて一緒に歌い始めました。
表現⑥:mock(動画内 1:56)
- 意味・ニュアンス
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「〜をバカにする」「(あざけるために)〜の真似をする、からかう」という意味の動詞です。
[ワンポイント]
学校で習う "make fun of" と似ていますが、"mock" は特に「相手の発言や仕草をオウム返しにしてバカにする」というニュアンスが強いのが特徴です。動画でも、自分の真面目な主張がオートチューンで歌に変換されて返ってくることに対して怒り、「バカにしてるのか?」と聞き返しています。
一言フレーズ(活用例):
Stop mocking my accent and listen to what I am saying.
私のアクセントを真似してバカにするのはやめて、言っていることを聞いてください。
ピックアップ英文・構文解説
動画の重要シーンから、知っておくと役立つ英文やネイティブ特有のセリフを厳選し、詳しく解説します。
英文:Everybody knows that songs and music are for dancing or being silly.(動画内 0:20)
日本語訳: 歌や音楽は踊ったりおどけたりするためのものだなんて、誰もが知っていることです。
解説:
学校英語の重要構文と、ネイティブが使う動名詞のニュアンスが同時に学べる文章です。
- 接続詞
thatが作る名詞節:knowsの後ろのthatは、目的語となる節を導く接続詞で「〜ということ」という意味を作ります。 for + 動名詞の並列とbeing sillyのニュアンス:
前置詞for(〜のためのもの)の後ろに、dancingとbeing sillyの2つの動名詞がorで繋がれています。単にsilly(バカな、ひょうきんな)という形容詞を使うのではなく、beingを補うことで「(一時的に)ふざけた振る舞いをする、おどける」という動作・行動を強調する表現になります。
英文:You can only explain things by talking with a serious voice! The louder the better!(動画内 0:31)
日本語訳: 物事を説明していいのは、真面目な声で話す時だけだ!声は大きければ大きいほどいい!
解説:
文法的に重要なポイントが2つ凝縮されている、非常に学習効果の高い一文です。
by + -ing(〜することによって):
手段や方法を表す基本構造です。ここではby talking(話すことによって)となり、「真面目な声で話すことによってのみ説明できる」という制限を意味しています。The + 比較級, the + 比較級(〜であればあるほど、ますます…):
本来はThe louder [your voice is], the better [it is].という構造ですが、会話ではこのように主語や動詞が省略され、The louder the better!(声は大きければ大きいほど良い!)という決まり文句として非常によく使われます。
英文:Now hey, what, what, where are those sounds coming from?(動画内 0:58)
日本語訳: ちょっと待って、何だ何だ、一体どこからその音が聞こえてきているんだ?
解説:
突然流れてきたバックグラウンドミュージックに対して、困惑する日常会話的なシーンです。
where is ... coming from?のニュアンス:
直訳すると「〜はどこから来ているのか?」ですが、音や匂い、疑問などの発生源(出処)を尋ねる際の超定番フレーズです。現在進行形(are coming)にすることで、「今まさにどこからか流れてきている」という臨場感や焦りのニュアンスが強調されています。- 冒頭の
Now heyなどの感嘆詞:
会話で相手の注意を惹いたり、自身の混乱を表したりする際のリアルなクッション言葉です。洋画や海外アニメの会話シーンで頻出します。
英文:Turn that music off!(動画内 1:16)
日本語訳: その音楽を消しなさい(止めなさい)!
解説:
電気や音響器具を「消す・止める」を表す熟語 turn off を使った短い命令文です。
- 句動詞
turn offの語順ルール:turn offのように「動詞+副詞」で構成される句動詞では、目的語が名詞(that music)の場合、turn that music offとturn off that musicのどちらの順番でも構いません。ただし、目的語が代名詞itになる場合は、必ずturn it offのように間に挟むルールがあるため、セットで覚えておくと実践で役立ちます。
まとめ:今日出てきた重要表現リスト
今回の『Not the Autotune!』で学んだ表現です。動画の音に合わせて口に出して復習してみましょう!
- It has come to my attention that…:〜という事実を把握しました(フォーマルな報告の枕詞)
- get one’s message across:自分の伝えたいこと・主張を相手にしっかり理解させる
- enchanting:うっとりさせるような、魅惑的な
- auto-tune:歌声のピッチ補正技術(ケロケロボイス効果)
- sing along:音楽の流れに合わせて一緒に歌う
- mock:〜をバカにする、真似をしてからかう
💡 この動画の活用アドバイス
前半のニュース風の堅いスピーチと、後半のオートチューンに乗せた歌唱のギャップが特徴的な動画です。前半部分はシャドーイングでフォーマルな抑揚を捉え、後半はテンポに合わせて口に出すオーバーラッピングで、英語独特のリズム感を楽しみながら身につけましょう。



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