今回は人気教育系YouTubeチャンネル『Scratch Garden』がおくるニュースリポート風コメディ動画「There is a Hole in the Ground!」の動画から、リアルな英語表現を学びます!
- テキスト上の難易度: 英検3級 / TOEIC 400点程度
- レベル目安(リスニング体感難易度): 英検準2級 / TOEIC 550点程度(発話スピードは1分あたり約100〜110単語と標準的ですが、ニュース風の情熱的な語り口やコメディ特有のテンポ感、日常の警告表現を自然に聴き取る力が必要です)
重要単語・フレーズ解説
動画に出てくる重要な語彙や、知っておくと表現の幅が広がるスラング・難単語をピックアップして解説します。
表現①:come to one’s attention(動画内 0:06)
- 意味・ニュアンス
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「(情報などが)知るところとなる」「耳に入る」「発覚する」という意味です。ニュースや公式な報告、ビジネスなどで「〜という事実を把握しました」と切り出す際に使われます。
直訳すると「〜の注意のところへ来る」となり、誰かから報告を受けたり、自分で気づいたりして情報が頭に入った状態を表します。学校英語ではあまり見かけませんが、フォーマルな場面やニュースの「報告アナウンス」などで非常に頻出する知的で厳格な表現です。
一言フレーズ(活用例):
It has come to my attention that some users are experiencing login issues.
ユーザーの一部でログイン障害が発生していることが判明いたしました。
表現②:fungi(動画内 0:56)
- 意味・ニュアンス
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「菌類」「キノコ(の複数形)」という意味です。単数形は
fungus(ファンガス)で、その複数形がfungi(ファンジャイ、またはファンガイ)となります。
ラテン語由来の単語であるため、英語の一般的な複数形の法則(-sをつける)とは異なり、語尾が -us から -i に変化します。発音も「ファンジャイ」や「ファンガイ」となり、初見では読み間違えやすいため注意が必要です。動画ではキノコキャラクターたちのことを指して使われています。
一言フレーズ(活用例):
Some fungi can be eaten, but others are highly poisonous.
食べられるキノコ(菌類)もありますが、非常に毒性が強いものもあります。
表現③:get distracted(動画内 1:45)
- 意味・ニュアンス
-
「気が散る」「注意が逸れる」「(別のことに)気を取られる」という意味です。作業中や移動中に何か別のものに目を奪われて集中を切らしてしまう状態を表します。
distract は「(注意などを)そらす」という動詞です。受動態の be/get distracted にすることで「意識が他へ行ってしまう」という受動的な状態を表現できます。学校で習う concentrate(集中する)の対義語的な位置づけとして覚えておくと、日常会話の表現力が一気に広がります。
一言フレーズ(活用例):
I got distracted by my phone and missed my train.
スマホに気を取られてしまい、電車に乗り遅れてしまいました。
表現④:look at this mess(動画内 2:07)
- 意味・ニュアンス
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「この散らかりようを見てよ」「なんてひどい状態だ」という意味です。部屋や場所が散らかっているときだけでなく、状況や問題がぐちゃぐちゃに混乱しているときにも呆れや驚きを込めて使われます。
mess は「散らかった状態」「混乱」を意味する名詞です。「汚い状態」を指す dirty は「泥や汚れがついている」状態ですが、mess は「物が整理されずに散乱している」「収拾がつかなくなっている」状態を指します。家族や同僚に対して呆れたときによく口にされるリアルな口語表現です。
一言フレーズ(活用例):
Look at this mess! Please clean up your room before dinner.
この散らかりようを見てよ!夕食の前に部屋を片付けなさい。
表現⑤:go bad(動画内 2:25)
- 意味・ニュアンス
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「(食べ物や飲み物が)傷む、腐る」「(状況などが)悪化する」という意味です。特に食品の品質が落ちて食べられなくなる状態を表す最も一般的な日常表現です。
学校英語では「腐る」という意味で rot や spoil などを習うことが多いですが、ネイティブが日常会話で「牛乳が傷んでいる」「冷蔵庫に入れないと腐るよ」と言うときは、圧倒的に go bad をよく使います。go + 形容詞 で「(悪い状態へ)変化する」という意味になる基本構造を押さえておきましょう。
一言フレーズ(活用例):
Don't leave the milk out, or it will go bad.
牛乳を出しっぱなしにしないで、傷んでしまうよ。
表現⑥:poke someone’s eye out(動画内 2:37)
- 意味・ニュアンス
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「(棒などで)誰かの目を突いて大怪我をさせる」「目を突き刺す」という意味です。尖ったものを持っている子供に対して大人が注意する際の定番の警告フレーズです。
英語圏では、棒やハサミ、傘などを振り回している子供に対して親や教師が “You’ll poke someone’s eye out!”(誰かの目を突いたらどうするの!)と叱るのが文化的なお決まりの決まり文句となっています。直訳の物々しさ以上に、日常の注意喚起として非常によく浸透している表現です。
一言フレーズ(活用例):
Be careful with that umbrella, you could poke someone's eye out.
その傘の扱いに気をつけなさい、誰かの目を突き刺してしまうよ。
表現⑦:What the…?(動画内 2:50)
- 意味・ニュアンス
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「なんてこった!」「一体全体何だ?」という意味です。予期せぬ出来事や信じられない光景を目にして、驚きや戸惑いを隠せないときに思わず漏れ出る感嘆表現です。
元々はスラングの What the hell...? や What the fuck...? という強い罵り言葉ですが、不快感を与えないよう語尾を省略してマイルド(上品)にした表現です。アニメや日常会話、映画などでも幅広く使われており、下品にならずに強い驚きを表現できる便利なフレーズです。
一言フレーズ(活用例):
What the...? Why is the door unlocked?
え、一体何事…? どうして鍵が開いているの?
表現⑧:run with scissors(動画内 2:55)
- 意味・ニュアンス
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文字通り「ハサミを持って走る」という意味で、怪我につながるような物理的に危険な行動を指します。転じて比喩的に使われることもありますが、基本的には子供などの危険な行為を制止・注意する際によく使われる表現です。
欧米では子供の頃から「ハサミを持って走ってはいけない」と基本の安全ルールとして厳しく教えられます。動画内では、ケビンが実際にハサミを持ったまま室内を走り回っている(+室内で外履きを履いている)という文字通りの危険行動をとっているため、主人公が「本当に危険だからやめなさい!」と直接警告を発しているリアルな場面です。
一言フレーズ(活用例):
Hey, don't run with scissors! You're going to hurt yourself.
ちょっと、ハサミを持って走っちゃダメ!怪我するよ。
ピックアップ英文・構文解説
動画の重要シーンから、知っておくと役立つ英文やネイティブ特有のセリフを厳選し、詳しく解説します。
英文:The prettiest hole that you ever did see(動画内 0:38)
日本語訳: あなたがこれまでに見た中で、一番きれいな穴
解説:
学校英語でおなじみの「最上級(the prettiest)」と、直後の関係代名詞節 that... が組み合わさった表現です。
the + 最上級 + (that) S + ever...: 「Sがこれまでに〜した中で最も…」という定番の強調構文です。- 音節やリズムを整える
did: 本フレーズはアメリカの有名な伝承童謡(”The Green Grass Grew All Around”)の歌詞からの引用です。ここでのdid + 動詞の原形(see)は、通常の過去形sawの代わりに音節数やメロディのリズムを整える(音節数の調整)ために使われている童謡・詩歌ならではの慣用表現です。
英文:There needs to be a sign or a fence(動画内 1:23)
日本語訳: 看板やフェンスがある必要があります!
解説:
「〜がある」を意味する基本構文 There is / are... の応用パターンです。
There need(s) to be...の構造:There is...のisの部分にneed to be(〜である必要がある)が組み込まれています。Thereは形式上の主語であり、動詞に最も近い位置にある名詞(ここでは単数名詞のa sign)に動詞の数を一致させる「近接の原則(Principle of Proximity)」が働くため、動詞に三単現のsがついてThere needs to be...となっています。- 使いどころ: 「〜が存在しなければならない」「〜を設置すべきだ」と客観的に必要性を訴える場面で非常に重宝するスマートな表現です。
英文:Because without these things to warn us to stay away, somebody could just walk near the hole(動画内 1:37)
日本語訳: なぜなら、近づかないよう私たちに警告するこれらのものがなければ、誰かが穴の近くを歩いてしまう可能性があるからです。
解説:
1文の中に、試験や実用英語で役立つ重要文法要素が詰まった非常に学習価値の高い文です。
- 前置詞
withoutによる条件表現:without these things(これらのものがなければ)で、否定的な条件・前提を表しています。 - 不定詞の形容詞的用法
[to warn us...]: 直前のthese things(これらのもの)を後ろから修飾し、「[私達に〜と警告するための] 物」という意味を作っています。さらに内部ではwarn A to do(Aに〜するよう警告する)の構文が使われています。 - 可能性の
could: ここでのcouldは過去形ではなく、「(もし〜なら)〜ということが起こり得る」という控えめな推測・可能性を表す助動詞です。
英文:Somebody could fall and hurt themselves!(動画内 2:12)
日本語訳: 誰かが転んで怪我をしてしまうかもしれません!
解説:
日常会話やニュースなどで「不特定の人」に言及する際のリアルな口語フレーズです。
hurt oneself(怪我をする): 再帰代名詞を使った慣用表現で、「(自分自身を傷つけて)怪我をする」という意味になります。- 単数の
Somebodyと代名詞themselves: 文法上Somebodyは単数扱いですが、性別(he / she)を特定しない現代英語では、性別を問わない代名詞として複数形のthey / them / themselvesで受けます。現代ネイティブの自然な感覚を学べるポイントです。
英文:Somebody could fall and hurt themselves!(動画内 2:12)
日本語訳: 誰かが転んで怪我をしてしまうかもしれません!
解説:
日常会話やニュースなどで「不特定の人」に言及する際のリアルな口語フレーズです。
hurt oneself(怪我をする): 再帰代名詞を使った慣用表現で、「(自分自身を傷つけて)怪我をする」という意味になります。- 単数の
Somebodyと代名詞themselves: 文法上Somebodyは単数扱いですが、性別(he / she)を特定しない現代英語では、性別を問わない代名詞として複数形のthey / them / themselvesで受けます。現代ネイティブの自然な感覚を学べるポイントです。
💡 深掘り解説:なぜ「1人(単数)」なのに themselves(複数形)を使うの?
1. なぜ「複数形」の表現を使うの?
Somebody could fall and hurt themselves!をもう少し深堀りします。本来、Somebody(誰か)は「1人(単数)」です。
一方で、themselves は本来「彼ら自身」という「複数形」の言葉ですよね。
「1人なのに、なんで複数形の言葉を使うの?」と疑問に思うのが当然ですが、ここには「性別の壁」があります。
- 男だと分かっているなら:
himself - 女だと分かっているなら:
herself - 男か女か分からないなら:
????
「性別が分からない1人」を指したいとき、英語にはちょうどいい「単数の性別がない代名詞」が昔はありませんでした。
2. 時代の変化(昔 vs 今)
この「性別が分からない問題」に対して、時代によって対処法が変わってきました。
- 昔(〜昭和・平成初期の学校英語など)
- 男性優先: 性別不明ならとりあえず
himselfと言っていた。 - まどろっこしい表現:
himself or herself(彼自身、または彼女自身)と両方並べていた。 - 昔の言い方:
- Somebody could fall and hurt himself!(男前提になっちゃう)
- Somebody could fall and hurt himself or herself!(長くて言いにくい!)
- 男性優先: 性別不明ならとりあえず
- 今(現代英語・ネイティブのリアルな感覚)
「男か女か分からないのに男性扱いするのはヘンだし、himself or herselfは会話で使うには長すぎて面倒くさい!」ということで、現代では性別を問わない代名詞としてthey / them / themselves(単数の They)を使うのがすっかり定着しました。- 現代の言い方:
- Somebody could fall and hurt themselves!(自然でスムーズ!)
- 現代の言い方:
3. 日本語でイメージすると?
日本語でも、見知らぬ誰かについて話すとき、わざわざ「彼」とか「彼女」と言わずに自然に話しますよね。
- 英語の感覚: 「誰か(1人)が転んで、その人自身(性別はどっちでもいいけど)を傷つけちゃうよ!」
この「性別はどっちでもいいけど、その人」を表すのにぴったりなのが themselves なのです。
4. ポイントまとめ
Somebody(文法上は単数/1人): 性別不明の「誰か」themselves(意味は1人だが形は複数形): 性別を問わない「その人自身」
「文法上は1人だけど、性別を特定しないために themselves で受けている」というのは、現代ネイティブにとってはごくごく自然で、相手への配慮も含んだスマートな言い回しなんです!
🌍 学習者向け補足:英語圏の文化背景とテストでの扱い
- 英語圏ならではの事情:
日本語は主語や性別をあいまいにしたまま話せますが、英語は構造上「he / she」を選ばざるを得ない言語です。そのため、ダイバーシティやジェンダー平等を重視する現代の英語圏において、この「性別を特定しないthey / them / themselves」が急速に定着しました。 - 辞書や資格試験でも公認!
アメリカの有名辞書「メリアム=ウェブスター」で単数のtheyが Word of the Year に選ばれたほか、英検・TOEIC・論文などでも標準的な英語として完全に認められています。 themselfについて(プチ雑学):
「1人ならthemself(単数形)でいいのでは?」と使う人に近年出会うこともありますが、標準的な英語としてはまだthemselvesが主流です。まずはthemselvesを覚えておくのが安心です!
まとめ:今日出てきた重要表現リスト
今回の『There is a Hole in the Ground!』で学んだ表現です。動画の音に合わせて口に出して復習してみましょう!
- come to one’s attention:(情報などが)知るところとなる、耳に入る
- fungi:菌類、キノコ(fungusの複数形)
- get distracted:気が散る、注意が逸れる
- look at this mess:この散らかりようを見てよ、なんてひどい状態だ
- go bad:(食べ物などが)傷む、腐る
- poke someone’s eye out:(棒などで)誰かの目を突いて大怪我をさせる
- What the…?:なんてこった!、一体全体何だ?
- run with scissors:ハサミを持って走る、無謀で危険な行為をする
💡 この動画の活用アドバイス
ニュースアナウンサー風のオーバーな語り口とコメディ的なテンポ感が特徴の動画です。キャラクターになりきって音声に合わせて同時に発声する「オーバーラッピング」を行い、警告や感情の高ぶりを表現する大げさなイントネーションごとリズムを身につけましょう。



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